環境・建設委員会

平成二十八年三月十六日(水曜日)
第九委員会室
午後一時開議

平成28年3月16日の環境・建設委員会にて、河川の洪水対策として古川地下調節池の概要と整備状況、工事の実施内容について質問しました。


■河川の洪水対策について

1.古川の状況と洪水対策について

〇菅野委員

 私からは、河川の洪水対策ということで、港区というと、河川といっても古川なんですけれども、改めて予算の審議に当たってお聞きしておきたいなと思いまして、ご質問させていただきます。
 昨年の九月に発生した関東・東北豪雨では、鬼怒川の堤防が決壊して甚大な被害が発生しました。線状降水帯という河川に沿って大きな雨雲が発生するといった現象が起きて、大変強い雨、豪雨がもたらしたことが大きな原因だということですが、近年都心とか都市部を中心に局地的な集中豪雨が頻発しておりまして、東京でもいつ、ゲリラ豪雨というか、そういうものが襲ってくるかわからない、そうした状況にあるといわれています。
 首都東京においては、人口や資産の集積、地下鉄や地下街など土地利用の高度化が進んだ結果、浸水に対するリスクが増大してきており、オリンピックやパラリンピックの開催に向けて、海外からのお客様なども安心してお迎えする対策としても、こうした治水対策はまさに重要であります。
 私の地元港区を流れる古川というのは、都心部を流れているんですが、非常に狭隘というか、幅もそれほど広くはないし、そういう中で蛇行しているというか、ちょうど港区の中はクランクのような状態で、蛇行しながら河川が通っていて、さらには、麻布十番のあたりからは、ほぼ東京湾の海水面と河川の水面が同じような感じになりますので、そういった影響も受けながら、過去においては平成十一年の八月に、これはまた、古川橋というのがちょっと麻布十番より上流にあるんですが、その古川橋周辺から大きく水があふれて、当時、結構低い道路のところでは、区道なんかでは本当に腰ぐらいまで雨水がたまって、歩いていた人がマンホールのふたがあいているのに気がつかないで、ちょっと落ちそうになって、本当は危なかったんですが、そういう状況までなったという非常に大変なことがありました。
 これはたまたま東京湾の満潮時と集中豪雨が重なったこともあったんですけれども、かなり至るところで上流部というか、全然河川と関係ない地域でも、古川があふれたことが原因で、上流部の下水管が全く流れない、逆流になってしまって水があふれるという、高台で洪水、床上浸水が起きたというような、そういった現象を引き起こしたのも私は記憶しております。その後、平成十六年十月に、これは台風の影響で、麻布十番駅のホーム内に水が冠水するというような、そういった大きな事故もございました。
 こうした古川の状況を改善し、より安全・安心なまちを築いていくために、東京都では平成二十年度より古川地下調節池の整備を行っています。

2.古川地下調節池の概要について

〇菅野委員

 そこでまず、改めてこの古川地下調節池の概要について伺いたいと思います。

○三浦河川部長

 古川は水害の危険性が高いため、治水対策が急がれている河川でございます。
 しかしながら、ビルや首都高速道路の橋脚が護岸に接して建ち並び、河道の拡幅による河川整備が困難なことから、地下調節池により早期に対策を行うこととしております。
 古川地下調節池は、古川の地下約三十メートルに設置いたしますトンネル式の調節池でございます。トンネルは内径七・五メートル、延長三・三キロメートル、貯留量は十三万五千立方メートルとなっておりまして、小学校のプール約四百五十杯分に相当いたします。
 養老橋下流に洪水を取り入れるための取水施設、港区立一の橋公園内に貯留した水を河川へ戻すための排水施設を設置しております。