増上寺向かいの芝公園10号地には日米修好通商条約100周年(1960年)に際し「ペルリ提督像」と共に建立された「万延元年遣米使節記念碑」があります。日米修好通商条約160年となる本年、長年この碑を大切に見守って来られた「万延元年遣米使節子孫の会」から東京都への記念碑の英語訳説明板寄贈設置のお申出を頂きました。
本来ならば設置が完了した本年5月にお披露目式を行う予定でしたが、コロナウィルス感染の影響で式は当面延期となり、東京都との間での手続きだけを完了しました。
本日は、「子孫の会」を代表して宮原万里子理事と、このお話をお取り次ぎいただいた茂木弘前荒川区議会議長夫妻が、設置の窓口となり尽力された二島豊司港区議会議長をお訪ねになり、報告を頂きました。
万延の幕府遣米施設団は、日米修好通商条約批准書交換という重要な使命を遂行するとともに日本人が公式に産業革命の最中にある西洋文明を視察したという歴史的な偉業であります。しかしこの歴史については使節団の「ポーハタン号」警護のため途中サンフランシスコまで随伴し一足先に帰国した「咸臨丸」の方が広く知られています。この英語訳説明板設置を機に、海外から訪れる多くの方々にもこの偉業が伝わることを願うと同時にあらためて自分も、この「万延元年遣米使節団」と幕末の歴史に興味が湧いてきました。

〈参考〉
一般社団法人 万延元年遣米使節子孫の会