六本木商店街のスマート街路灯設置が進んでいます。
六本木商店街振興組合の臼井浩之理事長からこの街路灯設置について最初にご相談いただいたのが2017年。
当時、東京2020大会に向け進められていた外苑東通りの共同溝・電線地中化整備工事に合わせて、まったく新しい街路灯(スマート街路灯)の設置を計画しているとのお話を伺いました。それは単なる街路灯ではなく、様々なインフォメーションを行えるデジタルサイネージと、そこに設置されたカメラの映像を使い防犯カメラ機能だけではなく、街を訪れる人の移動方法や属性(性別・年代)、人数など、24時間リアルタイムに推定し、集客施策の改善や商店街の賑わい創出に活用するというものでした。
折しも東京2020大会への機運が高まっている時期でもあり、東京都も観光客の受け入れや商店街活性化に向けた取組を積極的に支援する状況でありましたが、最初は、街路灯と防犯カメラとデジタルサイネージという異なる機能故に、所管局である建設局、総務局、青少年治安対策本部(当時)、産業労働局などの理解を得るための横断的な調整に苦労した事を思い出します。
その後も、プライバシー保護をはじめ多くの問題解決に商店街として取り組まれ、新たなガイドライン作成など課題を乗り越えられた結果、今ようやく実現したものです。
まさに商店街の時代を先取りした斬新な発想にようやく行政が追いついたものと言えます。
現在、街路灯の設置完了は作業行程の調整で少し遅れているようですが、最終的に外苑東通りには20本が設置されます。
また、この街路灯のデザインは世界的な照明デザイナー・石井幹子氏と長女の石井リーサ明理氏によるもので、「アートのまち六本木」にふさわしいスタイリッシュなものになっています。
残念ながらコロナ禍の現在、六本木を訪れる内外からの多くのお客様にこのスマート街路灯の機能を体験していただくのは少し先になりますが、この取り組みが六本木の賑わい創出と安心安全に繋がることを願ってやみません。