都市整備委員会

平成二十七年二月十六日(月曜日)
第五委員会室

平27年2月16日、都市整備委員会にて、虎ノ門地域の開発、地下鉄新駅の整備、虎ノ門周辺の拠点性を高めるための取り組み、等について質問いたしました。


〇菅野委員

 それでは、ただいまの付議予定案件のナンバー一、都市高速鉄道第二号線とナンバー二、都市再生特別地区虎ノ門一丁目三・十七地区、そしてナンバー三、虎ノ門駅南地区地区計画について、地元議員として賛成の立場で質問、そして意見を申し上げたいと思います。

1.虎ノ門における地下鉄新駅の整備について

〇菅野委員

 虎ノ門周辺では、昨年三月に環状二号線の新橋-虎ノ門間が開通し、五月には虎ノ門ヒルズが竣工いたしました。今後、環状二号線臨海部方面への整備により、都心から臨海部や羽田空港へのアクセスも、より向上することとなります。
 また、環状二号線の地上部道路である通称新虎通りでは、エリアマネジメント協議会が設立され、東京シャンゼリゼプロジェクトとして、道路空間を活用してオープンカフェが設置されるなど、新たなにぎわいも創出されています。
 さらに、東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、虎ノ門病院やホテルオークラが、IOC病院、またIOCホテルの候補として、都市開発により建てかえが進められるとともに、虎ノ門パストラルの跡地においても、地域の課題であった道路整備や地下鉄に直結する地下通路の整備を含む歩行者ネットワークの形成などの都市再生が進められています。
 このように、虎ノ門周辺は東京の新しいビジネス拠点へと変貌を遂げようとしています。また、地元では、平成九年の溜池山王駅の開業以来、十八年ぶりの新駅整備に期待も高まってきています。まさに、今回の地下鉄新駅の整備や虎ノ門一丁目三・十七地区の取り組みは、虎ノ門周辺の拠点性やにぎわいの強化を図る重要なプロジェクトと考えます。
 そこで、改めてこの地下鉄新駅を整備する必要性についてお伺いしたいと思います。

○佐藤都市基盤部長

 虎ノ門周辺は、日本の政治、行政の中心である霞が関地区に近接し、大使館や外資系企業が数多く集積するなど、国際性が豊かでポテンシャルの高いエリアでございます。
 また、新橋-虎ノ門間で昨年開通した環状二号線が湾岸線まで完成いたしますと、臨海部や羽田空港へのアクセスが向上し、虎ノ門周辺では利便性がさらに高まり、今後も都市開発が続くことが見込まれております。
 このため、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック大会の開催も見据え、国際的なビジネス交流拠点の形成を支え、虎ノ門周辺の交通結節機能の強化を図る都市基盤として、新駅を整備いたします。

2.虎ノ門周辺の拠点性を高めるための取り組みについて

〇菅野委員

 私も、東京オリンピック・パラリンピックの開催や虎ノ門周辺の拠点性を高めるため、地下鉄新駅等の都市基盤整備は必要不可欠であると考えています。
 そこで、虎ノ門周辺の拠点性を高めるため、今回の開発ではどのような取り組みを行うのか、お伺いしたいと思います。

○小野景観・プロジェクト担当部長

 今回の計画では、地下鉄新駅の整備に加えまして、バスターミナルの整備、民間敷地を活用した虎ノ門駅プラットホームの拡充、新駅と虎ノ門駅を結ぶ地下歩行者通路、地上、地下の駅前広場や歩行者デッキの整備など、臨海部や羽田空港とのアクセスの向上、周辺市街地との回遊性を高める交通結節機能の強化を図ってまいります。
 また、さまざまな行政手続や専門家、金融機関の紹介など、起業から成長までをワンストップでサポートするビジネス支援施設や、隣接する虎ノ門ヒルズの大規模カンファレンス施設などとも連携して、ビジネスアイデアコンテストや経営者の交流会などを行うビジネス交流施設を整備してまいります。

3.虎ノ門周辺における今後の開発について

〇菅野委員

 今回の計画では、新駅整備とあわせて、新駅と銀座線の虎ノ門駅を結ぶ地下歩行者通路の整備を行うとお聞きしました。この地下歩行者通路は、虎ノ門駅南地区地区計画の区域において、今後、街区再編により共同化を進める再開発ビルと地域を結ぶ非常に重要な施設で、安全で快適な歩行者ネットワークを担うことはもとより、地域の連携やにぎわいにも寄与し、地区へ人々を呼び込む施設となると考えます。地元港区とも連携して、よりよい空間として整備し、維持管理も地域で取り組んでいただきたいと考えます。
 最後に、虎ノ門周辺では、今後も積極的に都市開発を進める必要があると考えますが、これからどのような開発が進められていくのか、お伺いしたいと思います。

○小野景観・プロジェクト担当部長

 六本木・虎ノ門地区は都心部に位置し、立地特性にすぐれておりますが、地形の起伏が大きく、街区の形状や道路の線形が不規則であるなどの課題を抱えております。
 委員からも先ほどご紹介がありましたが、今後当地区では、虎ノ門病院やホテルオークラの建てかえ、麻布台地区など複数の開発が予定されておりますことから、こうした開発計画と周辺市街地を十分連携させることで、広域的な道路、歩行者ネットワークの形成、緑やにぎわいの連続など、個々の都市再生事業の効果が地域全体として発揮されるよう、都としましても、港区とも連携して積極的に取り組んでまいります。
 また、事業者に対しましては、商店街や自治体などと連携したエリアマネジメント活動を促すことで、まちの維持管理、防災活動、にぎわいの創出などの積極的な取り組みを推進させ、地区全体としての魅力を発揮させてまいります。

〇菅野委員

 東京都が昨年末に発表した長期ビジョンの将来像として、世界で一番ビジネスのしやすい都市として、激化する国際的な都市間競争を勝ち抜き、東京が日本経済の持続的成長を牽引しているとあります。今後も引き続き都市再生を積極的に推進して、東京全体が発展するように、ぜひ事業を進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。


【都議会リポート】

https://www.gikai.metro.tokyo.jp/record/urban-development/2015-01.html