新型コロナ療養施設の視察

昨日、三宅議長より定例会の招集が告示され、いよいよ来週火曜日から都議会 第3回定例会が始まります。都議会自民党でも議員団総会が行われ、また常任委員会も定例会に先立って開催され議論が始まるなど、特別委員会の運営以外も忙しくなってまいりました。
(常任委員会は東京都の上下水道局や交通局を所管する「公営企業委員会」に所属します)

そんな合間を縫って、本日、都議会自民党の新型コロナウイルス感染症対策特別委員会と厚生委員会のメンバーで「船の科学館」敷地内にある新型コロナウイルスの療養施設を視察してまいりました。

この施設は日本財団により昨年来整備が行われてきた施設で、今日はこれまで新型コロナウイルスの「ペット同伴宿泊療養施設」として使用されてきたエリアと、つい先日、9月9日に設置された回復期のコロナ患者を受け入れるための「医療機能強化型療養施設」の二つを視察することができました。

長引く緊急事態措置の中、医療体制・病床の逼迫は大きな問題で毎日のようにニュースで取り上げられています。特別委員会でも多くの委員から質疑がありましたが、現況のコロナ禍において、医療提供体制の確保、とりわけ 重症・中等症の 患者さんのベッド数の更なる確保が 病床逼迫の改善をはかるために特に重要です。

今回視察しました「医療機能強化型療養施設」は、感染症の症状改善に向かっている「回復期」の患者さんを、医療機関から受け入れて、医師が往診による診察で点滴や酸素投与などを行う施設になります。

また、東京都はこのような回復期の施設をつくると同時に、感染の初期に必要になる「酸素提供」や「抗体カクテル療法」を行うための「酸素・医療提供ステーション」を、渋谷の「都民の城(旧こどもの城)」や、味の素スタジアム内にある「調布庁舎」などに設置しています。

このように、現在東京都は新型コロナ感染症の病状や段階など役割に応じた施設の整備を進め、重症・中等症患者の病床を確保し、医療逼迫の改善を目指しています。

今日の視察で得られたことを来週からの定例会や特別委員会にフィードバックして、しっかりと感染症対策の議論を進めてまいりたいと思います。