東京都と特別区

特別区区長会 吉住新宿区長と
お盆期間を過ぎ、いよいよ副議長としてのしごとが本格化しています。
今朝は、特別区区長会の吉住健一会長(新宿区長)ほか役員の皆さんが、都議会正副議長宛てに「令和8年度東京都の施策及び予算に関する要望」を提出しに来庁されました。特別区と東京都は互いに連携し政策を進めていく関係にありますが、今年度は災害対策や子育て支援、地球温暖化防止など19項目にわたる重要な要望をお預かりしました。都民の安心・安全と東京の健全な発展のため、特別区とも結びつきを強化しながら実現に向けて取り組んでまいります。
ちょっと解説:特別区とは?
特別区とは、東京都にだけ設けられている行政区で、一般に「東京23区」と呼ばれています。港区や新宿区など各区には区役所があり、住民票や福祉、教育、清掃といった行政サービスを行います。一方で警察や消防、上下水道など広域的な事務の多くは東京都が一括して担います。そのため、特別区は「東京都の中の市のような存在」と理解するとわかりやすいと思います。これに対し、横浜市や大阪市などの政令指定都市にも区がありますがこちらは市の内部組織として設けられており、独立した自治体ではありません。(特別区には選挙で選ばれる区長と議会があり、また条例制定権を持っているという点で政令指定都市の区との違いがあります。)どちらも住民に身近な行政を担いますが、特別区は市に準じた自治体として東京都と役割を分担する点に特色があります。
予算要望をお預かりしたあとは、来客対応や各局との打ち合わせがあり、午後には警視庁の迫田警視総監、東京消防庁の市川消防総監へ、就任のご挨拶に伺いました。