小笠原を応援する会

本日、自民党本部にて、「小笠原を応援する会」の会議が開催されました。
この会は自民党の国会議員と都議会議員からなる議員連盟で、小笠原村を所管する東京都総務局だけでなく、国土交通省、防衛省、厚生労働省、環境省などの省庁からも担当者が出席し、小笠原村の現状と課題を共有し、いかに政策につなげていくかを検討する会議です。
小笠原村より渋谷正昭 村長もかけつけられ、村からの要望を直接に伺いました。

わたくしも島嶼部を管轄する総務委員会 委員長時代に小笠原諸島返還50周年の式典に参加するため訪れましたが、小笠原村はいまもゆたかな自然が残る美しい村でした。


▲ 小笠原諸島返還50周年記念のパレード(2018年7月)

遺産価値の再評価をめざして

ご存じの通り、小笠原諸島は2011年に世界自然遺産に登録されましたが、実は推薦時に登録を目指していた「地形・地質」および「生物多様性」の価値基準については認められず今に至っています。
これらの登録には根拠の科学的な説明が必要との事で、環境省では遺産価値の再評価を目指して知見や情報の収集・分析・検討を実施しているところです。

村民悲願の航空路

一方で小笠原に暮らす方の視点からは、復帰後に建設された建物が老朽化しその更新が急務である事、また旧来の土地利用計画が障壁となり住宅が不足していることなど解決すべきことが多くあります。
特に国内で唯一本土から片道24時間(定期航路は週1便)を必要とする交通の改善(航空路の検討)は、緊急時の医療や災害時の物資輸送などの面からも住民の悲願となっています。
他の島嶼部ではドクターヘリを使った救急医療なども行われていますが、小笠原諸島の場合、ヘリでは航続距離がとどかないためこの手段をとることが出来ず、現在は緊急を要する場合は硫黄島経由で自衛隊の協力によって輸送するしかないという状況で、高齢化が進む現在、病院に通えないなどの理由から小笠原を離れる人も多いとの事です。生まれ育った小笠原で最後まで暮らしたいという島民のみなさんのお気持ちは切実なものと感じました。
現在、いかに自然環境に負荷をかけずに小笠原航空路を確立するかについて各種の調査を行っているところであります。
(ちなみに環境保全のために、大型機の使用は想定せず、最新技術の小型機による離発着を前提に調査が行われています)

環境と暮らしの両方を守る

豊かな自然が残る小笠原ですが、環境と村民の生活をいかに両立し守っていくか、都議会においても真剣に議論を進めて参りたいと思います。


▲ 都議会自民党を代表して意見を述べる菅野幹事長